体内に乳酸菌を増やそう!

乳酸菌をたくさん摂るならキムチ

韓国由来の食品であるキムチは、日本でも一般的に食べられています。
キムチは、辛味や酸味が特徴的な食品ですが、乳酸菌も豊富に含まれており、乳酸菌の摂取にオススメです。

 

キムチとは?

キムチは、白菜などの野菜に塩やショウガ・にんにく・いかの塩辛などを加え、発酵させた食品です。
通常漬物をつくるときには15℃程度で発酵させるのが一般的ですが、キムチは5℃程度の低温で発酵させます。
本場韓国ではかめの中にキムチの原料を混ぜ込んで土に埋めて発酵させますが、冷蔵庫でもつくることができます。
塩分が多めですが、野菜の持つビタミンやミネラル・食物繊維などの栄養が摂取できます。

キムチは乳酸菌が豊富

キムチの辛味や酸味が効いている食品ですが、ご飯にも合う複雑な旨味が特徴的です。
この複雑な味は、各種の発酵菌の力でつくりだされています。
キムチは空気中や原料の乳酸菌や酵母菌によって発酵していますが、中でも乳酸菌はとても豊富です。
ヨーグルトは1g中数億個の乳酸菌が含まれていますが、キムチも1g中6億~10億個程度乳酸菌が含まれており、ヨーグルトにも劣らない乳酸菌含有量を誇ります。
さらにキムチは特定の乳酸菌を混ぜているわけではなく、原料や空気中に含まれている乳酸菌で発酵しています。
その中には、白菜などの野菜に加え、アミやイカなどの動物性食品に付いていた乳酸菌も含まれます。
多種多様な乳酸菌で発酵しているため、キムチの複雑な味わいがつくりだされているのです。

キムチを食べるポイント

キムチを食べて乳酸菌を食べるポイントは2つあります。
1つ目は、汁も一緒に食べること。
キムチに含まれている汁には、大量の乳酸菌が流れ出ています。
そのため、汁と一緒にキムチを食べると効率的に乳酸菌が摂取できます。
2つ目は、加熱調理をしないこと。
乳酸菌は60℃で30秒程度・120℃で2秒程度経過すると死滅してしまいます。
乳酸菌を生きたまま摂取したい場合は加熱調理をせずに摂取するようにしましょう。
ただし、キムチは塩分や刺激成分が豊富です。
そのため、食べ過ぎには注意するようにしましょう。
もっと詳しく乳酸菌について知りたい方はこちらも参考にご覧ください。

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