乳酸菌で皮下脂肪対策
こちらにも書いてあるように、乳酸菌は身体の調子を整えることで痩せやすい身体になることが期待できますが、乳酸菌の働きによって直接痩せる効果はあるのでしょうか。
実は、ある乳酸菌にダイエット効果が期待できることがわかってきているのです。
その効果を見ていきましょう。
皮下脂肪対策に効果がある乳酸菌とは
皮下脂肪対策に効果がある乳酸菌は、ラクトバチルスの「ガセリ菌SP株」と呼ばれる乳酸菌です。ヨーグルトなどの乳酸菌食品にガセリ菌SP株が含まれているものがあります。
ガセリ菌SP株は、日本人の腸から発見された乳酸菌です。
実は、肥満傾向の人を対象にした実験で、ガセリ菌SP株の乳酸菌を12週間摂取すると、皮下脂肪や内臓脂肪が減少したという結果が出ているのです。
これは、ガセリ菌SP株の摂取により、糖分や脂肪の吸収を防いだと考えられています。
より詳細な研究結果では、ガセリ菌SP株の摂取により脂肪の細胞肥大化が抑制されることがわかっています。
実際に、ラットを使った実験でガセリ菌SP株により脂肪細胞の肥大化が抑制されたという結果も出ています。
つまり、ガセリ菌SP株という乳酸菌を摂取することで、皮下脂肪対策に効果が期待できるのです。
毎日摂取することが大切
こちらにも書いてあるように乳酸菌は通常腸に届く前に胃酸で死んでしまったり、腸に届いても腸で増殖することなく排せつされてしまうものが多いです。しかし、ガセリ菌SP株は生きたまま腸に届く乳酸菌です。
しかも、腸で増殖し、定着することがわかっています。
ガセリ菌SP株を摂取後、90日経ってもガセリ菌SP株が便から検出されたという結果も出ているのですよ。
つまり、ガセリ菌SP株は直接身体に有用な働きをする「プロバイオティクス」としても優秀な乳酸菌なのです。
ガセリ菌SP株の「SP」は「スノー・プロバイオティクス」の頭文字(※スノーは某企業の名称の一部)をとったものになります。
ガセリ菌を増やしていくためには、定期的に摂取することが大切です。
また、なるべくたくさんの乳酸菌を生きたまま腸に届けるために、食後に摂取することを意識しておくとよいでしょう。
また、他にも乳酸菌は様々な効果があります。詳しくはこちら